阪急電車、ボトルネック感想
5月のあたまは休日が多いですね。○○の日をそれぞれなんの日か確認しながら、大切に過ごしましょう。ちなみに5/10の母の日では人生で初めて花を渡しました。
街を散歩していると、花屋でカーネーションを買う小学生姉妹、デパートではメガネの小学校三年生くらいの男の子が1人でカーネーション(一本500円は高すぎ)を買っているのを見ました。
大学生になってから周りの人に感謝の気持ちを伝える大切さを知った僕からすれば、その子たちは本当に素晴らしいと思う。良い意味で親の顔が見てみたいですね。自分が父親になった場合は、そんな立派な子に育てることができるといいです。
さて、今回は読んだ本の紹介です。ボトルネックと阪急電車を紹介します。
これは、兄や彼女を失ってしまった高校生の物語。東尋坊に向かったら少年は別の世界に飛んでしまう。そこには、存在しない姉が。その世界で彼女が死んだ原因、自分は世界にとってどんな存在なのか次々と明らかになります。
この本は最終章までテンポよく進んだのですが、最後の解釈が難しい。それでも納得するまでじっくり読みました。いやーー、けっこう絶望しますわ。けど、深く考えさせられますね。生きるとは何か。
自分のせいで周りの人に迷惑かけてしまっているって思った時あなたはどうしますか?みたいな。
三月に大阪に行ったので、舞台となる電車はイメージしやすかったです。この本は最高でした。登場人物が多いのですが、ごっちゃになることなくそれぞれ人の個性が出てます。
あらすじは、一本の電車に乗る方々からのお話です。5年付き合ってた彼氏を寝取られた女の復讐、顔はかっこいいけど暴力的な彼氏と付き合う彼女、社会人2年目の漢字が読めない彼氏を持ち志望校に悩む高校3年生、などなど!
設定も複雑じゃないし、良くありそうな話なんですけど一つが一つが感動できる。(てか、あらすじ書くの下手で泣ける。ネタバレしない程度に魅力を伝えるって無理だろ。)
まあ映画も見たんでそれの予告編貼っておきます。いつも通りですが、原作を映画が超えることはなかったです。3ページのシーンが数秒で終わってしまったり、グッとくるセリフが1秒で終わったり、、、。映像だとイメージしやすい分、魅力が減っている気がします。誰かが離乳食って例えてましたがそんな感じです。
僕は戸田恵梨香が好きなので、この映画内ではめっちゃ暴力されてたのはかわいそうでした。
一番好きなキャラはおばあちゃんです。はい。人生ある程度味わって、言葉の一つ一つに重みがあり、自分の軸がある。孫も決して甘やかさず、厳しさの中にある優しさ。かっこいい。
まあとりあえず、どちらも有名作品なので読んでみてはいかがでしょうか。2冊の中でも阪急電車を強くに薦めます!
さて、最近小説を読みまくっています。そのせい?おかげ?で、脳内が文学チックになってしまい、理想の出会いや経験してみたいシーンがいくつか僕の中で出来上がってしまいました。
そのうちの一つを紹介します。
理想の出会い方
1990年代、大学2年の春、僕には課題や読書をするために通うカフェがある。そこでは自分と同じくらいの歳の長髪が綺麗な店員さんが働いている。向こうは自分を認知しているかわからない。そんなある日その人に話しかけられる。
「いつも来てますよね。今日は大学の課題ですか?難しそうですね。」
「ゼミのレポートです。」
「頑張ってください!あ、アイスコーヒーです。」
「ありがとうございます。」
それで渡されたコースターには電話番号。(ちなみにアイスコーヒー無糖は飲めません。髪は長い人が良い。ラインは存在しない時代。)そこから始まるって感じで。
まあこれが理想。
こんなんなんぼでも書けますわ。文学部行こうかな(文学部に謝れ。)
みんな自粛期間何してますか?授業もそんなに大変じゃないだろうし、寝てばっかりってわけにもいかないし。Twitter見た感じ自分磨きに徹してる人が多いと思います。(筋トレ、メイク、料理、運動、お菓子作り、イメチェン、勉強、考え事)
一皮剥けたみなさんに会えることを楽しみにしております。^_^